【株式投資】資金管理を極めるための研究と考察 ~筆者の主観300%~

皆さん、こんにちは。シュウです。

本記事は、私自身へのアドバイスと思考の整理を目的とした記事です。
公開する目的は、もしかしたら、一部の人には有用かもしれないと判断したから公開しています。
あくまでも、私自身へのアドバイス(反省や分析およびそのアイデア出し)が目的です。

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※個別株トレード経験者向けです。
※トレードで稼ぎたいという人向け(私はこっち)。
※トレードは損してもいいから、遊びとして楽しみたい人には役に立てない記事
※個別株の銘柄名は出しません。
※筆者の考えが変わり次第、随時更新します。
※株式投資に関わる行動はすべて、自己責任でお願いいたします。
※本記事・サイトで役に立つかは保証しませんが、考えるきっかけにはなると思います。

それでは、本題です。

 

株式投資において、資金管理の目的はそもそも何であるか?

目的1. マーケットから退場しないこと

  1. 最大の目的として、破産(借金)しないこと
  2. 破産まではいかなくても、致命的な損を受けないこと
    • どのくらいで致命的な損と判断するかは個人のリスク許容度も含めた考え次第で異なる

目的2. メンタルの安定化

メンタルが安定すると、一か八かの無理なトレードを実行しようとしなくなる。

しかし、往々にして無理なトレードをしてしまうことがある。

私の場合、思い返すと下記3点ある。

  1. その直前に、気にしてしまうレベルの損失を出していた場合、その負けた金額を取り返そうと意気込み、平時と比べて、多めの株数(玉数)でエントリーしてしまう
  2. 大きな利益を求めた結果、資金に余裕がなくなるほど、大量のロットを保有してしまう。
  3. 最近では減ったが、まれに見るのが耐えられないレベルの含み損が発生した場合、その銘柄はナンピンすれば、戻すだろうと浅慮で祈りにも近い楽観的なことを考えてしまった時。

※因みに、この③の結末は、その悪魔の誘惑に近い感情を我慢できなくなってしまった場合、大量のナンピンを仕掛けた結果、ナンピンした分もさらに損がかさみ、保有するのが耐えられないレベルへと悪化し、結果、全て一気に損切をする。

損切り(ロスカット・LC)は悪なのか? 断じて否である。

損切りが悪いのではないと自信を持って言える。
なぜなら、私は「損切が下手なプロトレーダー」を一度も聞いたことがない。
むしろ「プロは損切が上手」とさえ聞く。
したがって損切が悪いのではない。

そもそも株の投機的なトレードと言うものは、売買差益(キャピタルゲイン)が目的のはずだ。

このため、チャートの動きが完全にイメージと異なったら、一度撤退をする。
この場合、運がよく、利益で手仕舞いする場合もあるし、残念ながら含み損を確定させ、損切りで終わることもある。
とにかく重要なことは、手仕舞いポイントに株価がタッチしたら、
何が何でも厳格にエントリー済みの保有分を決済し手仕舞いするということだ。

損切においては、段階的に手仕舞いすることもあるようだが、私の場合は、損切りなら、基本的にその銘柄の全保有分を決済し手仕舞いしている。
※利食いの場合は段階的に実施している。

何故損切りをするのか? (その目的は?)

もう少し詳しく説明すると、これは

資金を守ること、すなわちダメージコントロールする事にある。

資金を守ることとは?

これは最初の方に述べた、マーケットから退場しないことにある。

資金がなければ株式投資は行えない。ゆえに、投資を行えるだけの余剰資金の一部である種銭を絶対に守らなければならない。それゆえの損切だ。

この損切という行為に対して、私は、いわゆるガン治療に似ていると考えており、よほどのことがない限りガンは自然治癒しない。(厳密には、われわれ人間は毎日ガン細胞が発生し、NKキラー細胞が毎日除去しているがそれでも追いつかないとガンが成長拡大し、やがてその人の生命を奪ってしまう)

したがって、ガンの除去とは、もしかしたら自然に治るかもしれないが、より再現性の高い方法として、患部を切除をすることによって、より高い確率でその人の生命を守る。

※株式投資の世界でお祈りとはただの博打となり、なにも勝てる根拠がないので、それは投資ですらなくなる。投機と言えるが、それはへたくそな投機である。ここまで下手な投機だと宝くじを買っているのと同じだと個人的には感じてしまう。

ダメージコントロールとは?

一言で言えば、損失額を限定させ、総資産に与える資産減少を小さく抑えることが目的だ。

損切するポイントをエントリー前に決めて、エントリー成功後そのロスカットポイントに達したら損切を実行する。私の場合は、逆指値注文を活用する。

このダメージコントロールの最大のポイントは、嬉しくないが損失予定額を事前に考えることにある。

○○で買って、△△で損切りしたらいくらの損失となるのか?
これが非常に大切だ。

事前に損切する場合のダメージを計算できるのだから、その通りに残念な結果になってしまっても、運用資産の???%(2%や5%など)という、全体に対する失う金額を考慮できている。この事前シミュレーションによって、そのトレードを失敗したとしてもどのくらいの損失になるのか把握でき、メンタルの安定化にもつながるのだ。

この事前損切シミュレーションをすることによってメンタルが安定化する。その結果、無駄なパニック売りや買いを多少抑えることにもつながる。

(私の場合、まだ道半ば。いくらシミュレーションしても、ナンピンをし始めた終わり。私の場合はどちらかと言えばナンピンをしないことが最もメンタルが安定し、損切りも躊躇せずできる。ナンピンして保有株数が増えると損切も躊躇してしまう。我ながら、情けないことに精進が足りない。まだまだ頑張るしかない)

当たり前のことのように感じるが、これを考えずエントリーだけする人が多いように思う。

長期投資で、目先の損や利益など確定しない為、どうでも良いという考えなら非常に共感できる。

しかしデイトレ等で短期トレードするのに、ロスカットポイントを決めずに買うというのは私には理解できない。(トレードで稼ぐのではなく、遊ぶ・楽しむという目的なら理解できる。)

ではどこで損切するべきか?

いくら相場に身を任せると言っても、
そのトレーダーにとって下記2つの値動きがあるはずだ。

  • 事前イメージ通りの許容範囲内の株価の値動き
  • 事前イメージから違ってしまっている許容範囲外の株価の値動き

この損切という行為は、許容範囲内であれば当然、含み損でも損切しない。なぜなら、エントリー前に、事前に想定していた範囲だから。

しかし、許容範囲外であれば、エントリー前の想定から外れてしまった状態となっている。

つまり自分の思い描いたチャートと完全に異なる動きをしたので、一度ポジションを完全決済(損切り)するべきなのだ。

※私の場合、含み益が伸びた場合は、トレーリングストップ(あるポイントまで株価がタッチしたら、自動利食いするための逆指値注文)している。

損切り実行確率(可能性)は、自分の実力×時の運(天変地異を含めた予測難解な相場)で決まる

損切りするような、チャート読みのテクニックが未熟な自分が悪いのである。
自分が悪いというのは過剰かもしれない。
しかし、自分のエントリーテクニックが甘いから、余計に損が増えるのだ。

可能性ははぼ0に近く、プロでさえ、上場来安値やその日の最安値で買うことはかなり厳しいはずだ。
だからこそ買った後、多少の含み損が発生するのは、至極当たり前のことだ。
しかし私がここで、自分が未熟と言っているのは、その損切ラインにならないであろうと判断したのが、結果、ランダムな相場の動きによって損切り実行ポイントに到達したという、予想を外した点だ。

※繰り返すが、プロでさえ損切りはするので損切は悪くない。

このため限りなく難しいとは思うが、プロとしてやっていく覚悟であるならば、そのランダムウォークも前提にし、流石にここまでは割らないだろうと、ダマシを考慮してロスカットポイントを考える必要がある。

常に最善の方法と改善方法を考え続け、実際のトレードでトライ&エラーし日々スキルを磨いていく

これは、たった1%でも1円でも、1ドルでも、損失額を少なくし、かつ利益を最大化するために不断の努力(PDCA)を常に実行し続けるしかない。

勉強や努力・トレーニングをせずして、それができるなど超人か天才しかいないと思っている。

(天才が秀才並みの努力をしたらもう勝てないので、そこは諦めるしかない)

ただ凡人でも努力して、努力しない天才に迫ったり超えることも十分にできると思う。

だからこそ、日々精進し続ける。

株の世界で言うならば、株の勉強をし続け、相場と付き合い、常にトライ&エラーで自分の頭で考え続け、実際にトレードを繰り返し、そのトレード結果が利益になっても損になっても、分析し改善点を探し出し、そのトレードテクニックをごくわずかでも磨き続ける。

この不断の努力をし続け、相場の運も味方した時に大きな利益を出せると考えている。

どれほど素晴らしい手法でも天変地異が起こったら、少なくても一時的に株価は暴落するものが多いので、それ等に当たったら運が悪かったと思うしかない。

しかしロスカットをつけていれば、最低限の金額で手仕舞いはできるので、日ごろからロスカットはつけていたほうがより安心だと私は考えている。

【心構え1】損切することになっても、原則以下のことを念頭に置いて、トレード対象銘柄を選別している。

当然、損切りは必要だ。

損切しないで放置など塩漬けしているのと変わらない。

放置していつか戻すと様々なデータを基に分析し、客観的にそう判断出来たら継続保有しても良いが、そもそも短期決戦を決めた場合に、含み損になったからと言って、長期保有に切り替えるという戦略は好ましくないとも思える。

数少ない例外の一つとして、私も普段から意識していることだが、そもそもデイトレするにしても短期トレードするにしても、長期保有すれば将来的には損にならず、含み益になるだろうという銘柄しか、デイトレードでも基本的に扱わない。

つまりは、エントリーする前から、この銘柄はデイトレードや短期トレードで仮に損になったとしても、長期的に放置すれば、必ず利益になるだろうと判断した銘柄のみを、短期決戦でもエントリーするようにしている。

仮に仕手株など、その瞬間を逃したら、未来永劫復活を期待できないような銘柄は、長期でも救われないと判断しているので、仮にエントリーすることがあっても、長期で保有することなく、短期で損切もしている。(そもそも私の場合、そう言う仕手株じみたのは、極力エントリーしないようにしている。)

この例外を端的に言うならば、長期で持っていれば必ずプラスになるだろうという根拠を短期トレードのセーフティネットとして考えている。

つまり、上述した仕手株などは、このセーフティネットがないため、できるだけエントリーをしない。

短期で失敗したら、長期的には救われる事が期待できず、損切りするしかなくなるためである。

【心構え2】理想として、1銘柄の資金投入額は、連続S安やS高をどれだけ食らっても気にしない保有量に留めること。

これが、筆者にとって最大の課題だ。

筆者の経験上、これを実現するためには、
1銘柄に対する投入金額を大きくできず、年単位の中長期的な投資以外で大きなリターンも見込めない。

短期で資産を増やすためには、それだけ、資産を減らす危険を冒して、資金にレバレッジをかけたり、もしくは現物だけでも、銘柄一本集中などを実施しないと、爆益にならないのだ。

総資産10億円以上ある人が、とある1銘柄を1000万円分購入しても、総資産の1%以下で大した比率ではない。

しかし

総資産1000万円の人が、とある1銘柄を1000万円分購入した場合、総資金の100%に当たり、全財産を投入したに等しい。

※レバレッジをかけるとその証券口座の総資産の3倍程度まで取引可能になるが、話がややこしくなるため割愛する。

※筆者の考える「爆益」とは、
 どれだけ少なくても総資産を10%以上増加させた利益(含み益でも良いが、できれば確定利益が望ましい)である。

1銘柄集中投資手法については、ハイリターン・ハイリスクである。

これだと普段聞き慣れていて、胸に響かない為、違う言葉で表現する。

イメージ・・・連続ストップ高を付けた後に、突然、連続ストップ安が始まる仕手株に近いものがある。

あくまでもイメージだが、爆益と爆損は紙一重ということは共通していると感じている。

損切する場合においても、信用取引している銘柄の場合、現金残高が必要

現物のみで株式投資している場合、ほとんど心配する必要がない。

なぜなら、大前提として、余剰資金で株式投資をしているためである。

万が一、借金などをしている状態で株式投資しているなら、個人的にはあり得ない。即刻借金を全額返済し負債を0にし、かつ余剰資金が出来てから株式投資するべし。

余剰資金とは、
生活費だけではなく、単純に銀行預金して向こう1年は使わないだろうという、緊急用資金を確保したうえで、余ったお金のことである。

「ほとんど」と言っているのは、現物で一点集中なら、連続ストップ安などが心配になるが、仮にその銘柄が、株価1円まで下落したとしても、資産は大幅減少になるが、借金となり得ない。なぜなら、現物は、自分のお金で借金せずにその株を買っているからである。

※後述する信用買い・売りに関しては、資産が0ではなく、マイナスの借金・破産コースすらあり得るので、非常に資金管理にシビアになるべきである。

信用取引を使って、トレード(売買)している場合、非常にシビアになるべきである。

連続ストップ安しても、借金にならないように、その信用取引においては、その証券口座における現金残高も意識し、把握しながらトレードを実行する必要がある。

本来であれば、マーケットには、自分が保有するその銘柄の基準値や現金残高など考慮するべきではないが、破産したら元も子もないので、考慮する必要がある。

しかしながら考慮すると言っても、手仕舞いポイントを自分の現金残高と照らし合わせて決めるのは間違っていると考えている。(マーケットは自分のエントリー価格を基準に都合よくチャートを形成してくれない)

繰り返すが、マーケットに自分の資金が厳しいから、ロスカットポイントまで、下落しない下さいと祈っても、お願いしても、残念ながら相手にしてもらえない。

まさに「神のみぞ知る」である。

相場の世界の共通認識として、マーケットはランダムに動く。

その共通認識を前提にするのであれば、自分の資金がカツカツで厳しい状態であるならば、その銘柄がベストエントリータイミングだと思ってもエントリーするべきではない。

なぜなら、投資は余剰資金で行うもの。
いくら、ベストエントリータイミング到来でも、資金がなければ買えない。
それと同じ理屈で、資金に余裕がなければ、泣く泣く、エントリーを諦めて見送るべきである。

これで、無理にフルレバレッジ状態でなら、何とか買えるから買おうと思って、買ってしまうから、余計に資金状態(証券口座内の財務状況)が悪化し、追証リスクも増加しメンタルにも悪影響を及ぼす。

(私自身、今書いていて、非常にしっくりと腑に落ちている。)

まとめ

どれを要約しても、細部まで伝わらないので最初から最後まで読むこと。

これも小さな努力の一つ。

常に最善を模索し、最善を尽くすことが肝要。

さいごに

今回の記事はかなり特殊で、読者さま向けと言うよりも、私自身に向けた記事です。

それでも公開した理由は、冒頭で書いた通りです。

最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。

この記事が皆さまのお役に立てれば、幸いです。

 

また他の記事もお読み頂けたら嬉しいです。

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よろしくお願いいたします。