みなさん、こんにちは。シュウです。
今回は、私の現在の投機口座の運用についての考え方を紹介します。
暴落耐性(=資金管理)&インデックスのパフォーマンス越えをどうするかで悩みぬいて、自分なりに納得した資金分散とインデックス越えの資産運用を狙えそうだと思った運用方法を紹介します。
はじめに
大前提:
・借金した状態で株式投資はするべきではありません。
※この記事で言う「借金」は、信用買いのことではなく、あなたの総資産、
つまり全財産が、既にマイナスの状態のことを指しています。
・株式投資は、全額失っても困らないお金だけで行いましょう。
加えて、株式投資は、自己判断と自己責任で行ってください。
【結論】個別株のアクティブ運用ルール ~大まかに~
運用資産を100%という前提の比率で、
- メインの銘柄・・・2つ。(信用買い利用含めて最大4つ。)1つにつき基本的に30%投入する。
- サブの銘柄・・・いくつでもよい。サブ銘柄の合計で38~40%分保有する。
- 現金残高・・・2%保有する。
- 原則として、信用買いの目安は自己資金の1.5倍分まで。(トレードで勝てる自信がある人限定)
④の補足 ~信用買いには要注意~
例えば、自分の(現金の)運用資金が400万円の場合、200万円まで信用買いOKとしています。フルレバであれば、約3.3倍の1200万円分程度を信用で買うことができます。現物と合わせれば、おおまかに現物分400万+信用分1200万円の合計1600万円程度まで買い付けをすることが可能です。この場合、自己資金が400万に対し、借金(≒信用)で1200万円も買っていることになり、きわめて危険です。破産確率が非常に高いと思っているので、私は基本的に、フルレバは何かよっぽどの確信と全財産をすべて失う覚悟、さらには、最悪のケースとして借金・破産まで覚悟ができた時しかやりません。つまり私は、ほとんどフルレバをすることはありません。
※繰り返しますが、私は安易に信用取引を推奨する意図はありません。
本音を言えば、気軽に信用取引するのはやめるべきだと思っています。
まずはじめに現物でトータルで利益を出せるようになってから、信用取引にも手を出してよいと考えています。現物ですら(含み益や含み損、利食い・損切の)トータルで利益を出せないのであれば、信用取引はNGだと考えています。なぜなら信用でレバレッジをかけると、扱う金額が大きくなるので、負ける金額も増えるだけだと思っています。
※現物だけで、自分の中で勝てるトレード手法が見つけることができ、その結果、総資産も増えているなら、信用取引にも手を出してもよいのかな、と思ってます。(しかし、私が信用取引を推奨することはありません。)
閑話休題:信用買いの怖さ補足
詳細はこちらの記事👇を参考にしてください。
はじめにみなさん、こんにちは。シュウです。今回は、株式投資で破産しないために、信用買いで絶対にやらない方が良い(👈筆者の推奨)ことをご紹介いたします。それでは、結論から話していきます。【結論】 […]
※信用買いにフォーカスしていますが、信用取引の空売りはさらに注意が必要です。
「買いは家まで 売りは命まで」(奪われる・取られる・失う)という恐ろしい格言もあります。
信用建て替え余力について知りたい人は、こちらの記事👇もご覧ください
みなさん、こんにちは。シュウです。 早速ですが、信用建余力(信用新規建余力)というのをご存知でしょうか? 株式投資で、レバレッジと言うものを行う際によく利用する手段がこの信用建余力となると思[…]
【結論】個別株のアクティブ運用ルール ~詳細に~
上記①と②、③について細かく説明します。
①(メイン銘柄)の扱いについて
30%で4銘柄も買ったら、120%で総資産超えている? と思った人もいると思います。
そこは信用買いを活用します。
しかし信用買い=証券会社からの借金ですので、むやみやたらに買うわけではありません。
原則として、現物株式で、メイン銘柄を2つ選びます。
それぞれに、30%ずつ資金を投入(買い付け)をします。
その場合、2銘柄 × 30% ですので、60%となります。
メインの銘柄が3~4つになることもありますが、その場合、3つ目、4つ目の場合は信用で買います。
※ただし、追証などにならないように資金管理は気を付けます。
②(サブ銘柄)の扱いについて
残りの現金でサブ個別銘柄を買っていきます。イメージとしては、自分のオリジナル投資信託を作ります。単元未満株なども活用して、四季報などで良い会社を探します。そしてチャートなども見て、少しずつ複数回に分けて買い増ししていきます。
※長期分散積み立てが前提なので、長期保有していて将来性が期待できる会社の株を買います。
※基本的に短期保有予定の銘柄はサブ銘柄から除外します。(もしそうするならメイン扱いです)
③(現金残高)の扱いについて
現金比率2%の意味について。
私の場合、信用買いしていることがそこそこあり信用分の損切に備えて現金残高を残しています。
現金残高がないと信用買いで損切りしたら、現金残高がマイナスになります。そして現金残高がないと、損切するべき時にすぐに損切ができず、含み損が悪化することもあるので、信用取引の失敗も嬉しくはないですが、考慮して現金は2%程度は残しています。
2%というのは、「自己資金の2%以上その銘柄のトレードで負けてはならない」という私の決意でもあります。(不退転の覚悟)
※この2%は個別1銘柄の含み損の額ではなく、その含み損の額が自己(総)資金の2%以内です。
→ 個人的基準として、1回のトレードで総資金の2%以上減らさないことを念頭に置いてます。
※サブ銘柄たちと現金残高合わせて40%であるが大事かと思っているので、人によっては、サブ銘柄で合計10%現金残高合計30%でもよいとは思います。
メイン銘柄とサブ銘柄で投入する資金額を分ける理由 ~筆者の経験から学んだ教訓~
私の経験も含めて、その理由を時系列的に説明していきます。
- かつて1銘柄フルレバで資産を増やした
- うまくいき、資産が4倍以上になった
- その後調子に乗って資産を一時期45%減少させた(運用資産がほぼ半減でメンタル大ダメージ)
- 1銘柄フルレバに懲りて、3銘柄均等に合計でフルレバを実行した
- 銘柄分散したが、フルレバかつ3銘柄のため、負けが重なると一気に資産を減らした(上記の③)
- 3銘柄では足りないと反省して、すべてサブ株のように、1銘柄につき総資産の5%から最大でも10%までと決めて資金を投入した。
- 銘柄分散効果を発揮でき、大きく資産を減らすことは無くなった。
- しかし、大きく資産が増えることも無かった。
- 分散をたくさんする場合、日経平均株価の投資信託(インデックス投資信託)を買っているほうがパフォーマンスが良いと感じる場面も多かった。(日経平均の上昇率に劣る資産増加率だったとき)
- 悩んだ結果、現物はメイン株を2つで60%分購入する。残り40%はサブ銘柄として、将来有望な会社の株を不定期で積み立てして買っていく。
(大体30社くらいサブ銘柄を保有していると精神的に安心する。) - その結果メイン株さえ大きく上がれば日経平均株価のパフォーマンスを超える%で資産を増やすことができた。(メイン株がこけたら資産は大きく減るので、最低限メイン株は必ず徹底的に調査する。)
- もしもメイン株がこけても、自己資産の40%分をメイン以外の株 + 現金で保有しているので、一気にその口座の総資産が半減するとは考えずらい。(絶対ないと言えないのが株の世界の怖いところだとは改めて感じる。)
- できれば、メイン株は3つ保有したい気持ちもあるので、いいのがあれば信用取引も活用して第3のメイン株を自己資産の30%分の金額になるよう株数を計算して買い付ける。
- 残りは1泊2日など短期用で信用で売買する。(当然勝てる自信がある時しか買わない。ダメなら潔く損切もする)
- 信用取引の売買利益や配当金などが口座に振り込まれて現金残高が増えた場合、保有中のサブ株を買い増ししたり、新規で良い会社の株をサブ株として買い付ける。
- しかし信用取引して損切りすることも考慮すると、現金残高が1%未満は少なすぎた。その結果、サブ銘柄40%の比率をサブ銘柄38%に減らして残り2%現金残高として保有することにした。
- 現物のメイン株がイメージ通りの株価になったら、利食いする。(そうでなければ保有 or 損切するが、会社の不祥事などでない限りは保有し続ける。信用取引でメイン株を買っていた場合、チャートの形なども考慮して損切することもある。)
※エントリータイミングは考えながら買います。
補足:メインとサブ銘柄の利食い/損切後はどうするのか?
メイン株やサブ株を決済してその証券口座資産が増えたら、下記のいずれかで対応します。
- メイン株としてふさわしい新規銘柄が見つかれば、その時点の資産の30%分を買う。
- 保有済みのサブ株がメイン株にふさわしいと判断した場合は、その時点の資産の30%分になるように追加で買い増す。
- サブ株を「サブ株+現金残高が運用資産の40%」を超えないように買う(こともある)。
- もしも特にメイン株やサブ株が見つからない状態であれば、無理に買わず、現金残高を増やしたまま様子見する。
まとめ:メイン銘柄とサブ銘柄で投入金額を分ける理由
- メイン株を筆頭にインデックス(≒日経平均株価)を超えるパフォーマンス出すことを目的とする。
- メイン株で万が一こけても大惨事にならないように、サブ銘柄たちで銘柄分散も実施する。
- 現金残高も2%残すことによって、少し安心して信用取引で短期で回転させ資産を効率よく増やすことを狙うこともできる。
※信用取引しても冷静に損切できるように現金残高を残して備えておきます。
※当然、勝てる自信がなければ信用取引は実施しないし、現物のみのときもあります。
※信用では追証と現金残高にも注意しながらトレードするので、現物より精神的負担は大きいです。
(繰り返しますが、私は信用取引は避けるべきだと思ってます。借金までして取引するからこそ、なおさら自信がないなら避けるべきです。自信があっても負けて損切りするときは普通にあります。)
補足:1銘柄集中投資 vs 分散投資についての考え方
一言でいえば、運用資産次第だと私は考えています。
気になる方は、下記の記事👇をご覧ください。こちらで詳しく解説しています。
みなさん、こんにちは。シュウです。今回は、1点集中投資や分散投資などについて、私なりの考え方をご紹介します。 注意事項1点集中してもよいタイミングと、するべきではない資産タイミングがある。あくま[…]
さいごに
いかがだったでしょうか?
今回は、2024年8月5日の日経平均大暴落の経験など、大きな失敗を経たうえで私の資産配分方法・アクティブ運用について運用スタイルを書いてみましたが、参考になれば幸いです。
現状、私もこの記事で説明したような資金配分で実際にトレードしています。
(もちろんトレードで失敗したら、そこも反省してさらに改善していきます。精進の日々です)
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