はじめに
みなさん、こんにちは。
シュウです。
今回は、株式投資で破産しないために、
信用買いで絶対にやらない方が良い(👈筆者の推奨)
ことをご紹介いたします。
それでは、結論から話していきます。
【結論】 絶対NG:自分の総資産以上の金額を信用買いすること!
信用買いで破産したくないなら、
自分の総資産(総資金)以上の金額を、信用買いしないことです。
👆は絶対に気を付けましょう。
限界まで信用買いして、その銘柄が S(ストップ)安にでもなると、
莫大な借金となる可能性もあります。
「信用買い」は諸刃の剣(ハイリスク・ハイリターン)
「大前提」でも書いたように、
株式投資は、余剰資金で行うものとします。
そして、余剰資金を30万円分、株式投資に使うと仮定します。
信用買いのメリットでもあり、デメリットでもありますが、
信用取引(信用買い)の場合、投入した現金の約3倍まで株式を購入することが出来ます。
つまり、
30万円入れた場合、約100万まで株を購入することが出来ます。
30万よりも100万円運用した時の方が利益と損はそれぞれ拡大します。
信用取引は上手く使えば良い手段ですが、失敗すると痛い目に遭います。
今回は、信用買いで破産しないようにすることが一番の目的です。
メリットについては、これ以上深く述べません。
※信用買いの長所・活用方法については別の記事で詳しく述べます。
もちろん、「信用買い」にも注意点があります。それは次の項目で説明します。
以下、信用取引に関する説明の抜粋です。だいたい3倍までが多いですね。
①みずほ証券の場合
“信用取引の活用ポイント –最大約3.3倍まで取引できる–”
(引用元:みずほ証券)
引用元URL:https://www.mizuho-sc.com/product/stock/shinyou/ex_1.html
※みずほ証券のURL:https://www.mizuho-sc.com/
②SBI証券の場合
“信用取引とは、現金や株式、投資信託を担保として証券会社に預けることにより、その担保合計金額の約3倍の購入資金や株式を借りてお取引が可能となる株式取引です。”
(引用元:SBI証券)
※SBI証券のURL:https://www.sbisec.co.jp/
「信用買い」(信用取引)での注意点!
結論としては、
「自分の総資産以上の金額を信用買いすること」は絶対NGです。
すごい大切なポイントは👇です!!
信用買いは、
「借金 = お金を借りている状態」
だと思ってください。
この認識があれば、勝算のない、
無駄なリスクを背負おうとは思わなくなります。
少なくとも、私はそう思ってます。
例えば・・・
仮に、
現金30万円しかない状態で、信用買いを用いて約3倍の100万まで購入したとします。
利益が出るなら、資金管理(リスクコントロール)の点を除いて、特に問題はありません。
ただし、負けた時が大問題です。
しかも、100万で購入した株の価格(株価100万円)が、株価10万円にまで下がった場合、
あなたは、初めに用意した元手の30万円以上のお金を失っています。
つまり、
30万を超えた分の損失額は、そのまま、証券会社に借金をしたことになり、返済が必要となります。
➡ この場合は、大抵、「追加証拠金を入金してください」と言われます。
つまり、担保にした現金(上記の例だと30万)以上損をしているから、その損失金額を払え、と言う意味ですね。
※利益が出た(=利益確定済みの)場合は、借りた分以上のお金を取得しているので、問題はありません。あくまでも、含み益ではなく、利益確定済みの場合です。
👆の例の話で、
100万円 ➡ 10万にしたら、90万円お金を無くしたのと同じ状態です。
なので、もしこうなってしまったら、
・自分は30万を用意した。
・用意した30万で、100万円分の株を購入したので、実質70万円分、証券会社からお金を借りている。
・今は、株価が10万分になっており、90万円損失している。
この90万円の損失の内訳としては、👇のようになります。
➡ 30万円は自分で用意したお金だから、まだ借金にはならない
➡ 最低でも、残り60万円は、証券会社に建て替えてもらったお金だから、返済責任アリ。つまりは借金になる
👆の内訳の補足
もし株価10万円で売却しても、90万円は損になります。
➡ 売却して手元に残ったお金10万円は、
当然、証券会社に支払います。(支払ってもマイナスの為)
➡ 手元に残るお金は0円ですが、借金は60万残ってます。
- ①10万円が手元に残った。
- ②そもそも現金は30万円しか用意してなかった。
- ③その30万円を担保にして、100万円分借りたが、90万失った。
※単純計算で、70万円分は借金している状態で投資し、90万失った。
そして、その内の70万は返済義務がある。 - ④最初に、手元に残った10万はその返済のため支払う。
- ⑤それでも、60万円は不足している。
※60万は借金が残っている。 - ⑥「追加証拠金を入金してください」と証券会社から通達が来る。
- ⑦もし払えないなら最悪の場合、破産する。
今回の例では、たった70万円と思うかもしれませんが、
300万の全財産を入金して、3倍の信用買いして
1000万円分、信用買いしたと仮定します。
もしそれが、ストップ安になり、200万円分になったら、800万の損です。
つまりは、800万円分の借金です。
銀行などに800万分の貯金があれば、なんとか借金は返せますが、
そうでないなら、借金地獄になり、最悪、破産します。
もしも現物なら・・・
これが現物買い(お金を借りずに自分のお金で買っている状態)なら問題ありません。
資産が大きく減ることですが、破産はありません。
だって、信用買いせず(=お金は借りないで)あなたのお金で買ったのですから。
余談ですが、これが巷(ちまた)で”現物最強”と言われる理由でもあります。
※信用買い(≒借金)してないから、これが原因で破産することはないという安心感です。
しかし、信用買いの場合は、30万円を担保にして、100万円分までお金を借りることが可能な状態です。
(借りれるだけで、使う・使わないの選択肢は自分にあります。)
繰り返しとなりますが、信用買いで破産したくないなら、
自分の総資産(総資金)以上の金額を、信用買いしないことです。
例えば、
総資産が100万円なら、信用買いはどれだけ多くても、100万円以内に抑えましょう。
※「信用売り」というのもありますが、それは別の記事で解説します。
まとめ
前提:
・株式投資は、自己判断と自己責任で行ってください。
・借金した状態で株式投資はするべきではありません。
・株式投資は、余剰資金で行いましょう。
本記事のまとめ:
・信用買いをして、しくじると、最悪の場合、破産します。
・信用買いするか悩んだら、現物買いの方がまだ良いです。
※それくらい”現物最強”です。
・現物で購入しても、株価が下がることはあります。それは信用買いも同じです。
➡ あくまで、「信用買い」ではなく、現物で購入したなら、
含み損/確定損による破産する恐れが無いということだけです。
さいごに
さいごまでお読み頂きありがとうございます。
本記事が皆さまのお役に立てれば、幸いです。
[おまけ]
もし株式投資のことが良く分からない状態で、
安易に信用買いしようとしている知り合いや友人がいたら、
「”現物最強”だよ」と言ってみて下さい。
恐らく、?? となり話が弾むかもしれません。
その結果、その人がいきなり借金地獄になる可能性を
回避させられるかもしれません。
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