はじめに
みなさん、こんにちは。
シュウです。
さっそく本題ですが、
「円安」、「円高」という言葉を聞いたことはありませんか?
聞いたことあっても、
円安?
円高?
結局どう言うことなの?
と、疑問に思った方に向けて解説します。
結論:円安とは、円の価値が下がっていること
円安 = 円の価値がダウンしている
イメージとしては、ダイヤモンドとか、おもちゃとか商品の価値(値段)が安くなっていることと同じですが、
混乱しないように気を付けてください。
つまり、円安になると商品の価値が安くなると例えましたが、あくまでもそのおもちゃの価値が下がったからと言って、お金の価値まで下がると限りません。
むしろ、円安になったら、おもちゃとかの値段が上がるかもしれません。
円安になっても、商品の値段が高くならない場合は、その売っている人が頑張って、同じ値段にしているからです。
円安になるということは、円の価値が下がっていることを意味します。
今まで100円で購入できた商品が円安が進む中でまだ100円で買えるとは限りません。
会社やお店としては、円安になったら、同じ利益を求める場合、
商品の値段は高くしないといけません。
そうしないで、値段が同じままの場合、
商品を作るための材料費が上がってしまい、同じ値段で売ったら利益が減るからです。
※円安になっても、今までと同じ値段でモノが買えるのは、会社やお店が利益を減らしているからです(場合によっては赤字のお店もあると思います)。
具体的な例で説明します。※たとえ話です。
①1リットルの牛乳が200円だったとします。
②200円を払えば、お客さんはそのお店で、1リットルの牛乳を1本買えました。
👇 5年たって、円安になってしまいました。(たとえ話です)
③5年前は①みたいに、200円で1リットルの牛乳が1本買えましたが、今は買えません。
お金の価値が下がってしまって、200円で売りたいお店はありませんでした。
そうです。
昔(①)と違って、今は200円で買えないくらい円の価値が下がっていた(=円安)のです。
④今では、円安だったので、その牛乳は300円出さないと買えませんでした。
➡①と比べて、④のときには、お金の価値が下がっていたので、多くのお金を出さないと
昔(①)と同じ牛乳が買えませんでした。
※つまり、円安の場合、相対的に商品の価値が上がるということです。
※商品の価値が同じでも、それを買うために使うお金の価値が一方的に下がるので、たくさんお金を出さないと買えなくなってしまいます。 ➡ 「円が弱い」 ➡ 「円安」 です。
もっと詳しく ~円安の正体~
※たとえ話で牛乳にしましたが、円安の場合、
より正確には、外国から購入する商品(とその商品を作るため材料の値段)が値上がりします。
なぜなら、円安とは、外国のお金と比べて、
円の価値が弱くなっているから安くなっているのです。
例えば、1ドルを100円で買えたとします。(正確には、通貨の換金ですね)
1ドル=130円 で換金出来たら、
1ドルを100円で交換できた時と比べて、
30円も高く出さないと、交換できません。
➡ それだけ、円の価値が下がっているということになります。
理由:1ドルを100で交換できたのが、130円出さないと交換できないから。
30円も1ドルの価値が高くなっている。
逆に言うと、30円追加で支払わないと、1ドルと交換できなくなった。
(円の価値が下がっているということ ➡ 円の立場で考えると、「円安」)
※「日本円」の値下げなら、「円安」となります。
※「ドル」の値下げなら、「ドル安」となります。
※「ユーロ」の値下げなら、「ユーロ安」となります。
これが発生する(心理的な)流れは、以下の通りです。
今の値段では、高いから買いたくない。
👇
値段が安いなら、買っても良い
👇
実際に買ってくれる人がいなかったので、仕方なく値下げした。
👇
結果、その商品の価値が下がってしまった。
これが、円安の正体です。
※円安に限らず、ドルでも、ユーロでも同じですし、
「日本円」ということでなければ、「円安」ではないです。
(日本円の価値が下がることを、「円安」と呼んでいるからです。)
通貨ではないですが、
物の価値(値段)が安くなるのと似たような現象です。
まとめ
・日本「円」という通貨の価値が下がることを「円安」と呼んでいます。
・「円安」、「円高」という表現は、
日本円と外国の通貨を交換するとき、
現在の日本円なら、いくら出せば交換できて、
過去の交換比率と比較すると、
(だいたい、1ドル=○○円や1ユーロ=○○円のように、きりの良い金額が基準になっている)
お得に交換できるなら、円の価値が高い ➡ 円高
昔よりたくさん出さないと交換できない ➡ 円安
となります。
※パート2では「円高」について解説します。