みなさん、こんにちは。シュウです。
今回は、株式投資を始めたいと思っている人たちに向けて、いくらからトレードするべきなのかを私なりの考えを書いていきたいと思います。
興味ある人は是非とも読んでみて行って下さい。
はじめに
大前提:
・借金した状態で株式投資はするべきではありません。
※この記事で言う「借金」は、信用買いのことではなく、あなたの総資産、
つまり全財産が、既にマイナスの状態のことを指しています。
・株式投資は、全額失っても困らないお金だけで行いましょう。
加えて、株式投資は、自己判断と自己責任で行ってください。
結論の前書き ~初心者だからこそ、むしろ知るべき価値観~
投資本を読んだり4年以上の実際のトレード経験を積んだうえでの私の持論があります。
それは、
「初心者は儲かる(儲かった)場合しか考えないが、
プロは残念ながら損するケースも事前(購入前)にシミュレーションし、その対応策も考えている」
と言うことです。
プロでも負けるのかと思うかもしれませんが、負けることはあります。しかし、確率論や期待値など出来る限りすべてを考慮して、可能な限り勝てるプランとそれを実行できるだけのスキルと資金力を機関投資家と呼ばれるプロ集団や億トレーダ―と呼ばれる個人投資家たちは持っていることが多い、と私は思っています。
結論は2パターンある!
パターンA:絶対に個別株を買わずに、投資信託だけの場合
→ 基本的に、暴落しても買い増すだけなので、初期の資金は多くてもいいででしょう。
※多い少ないの価値観は、皆さま一人ひとりの感覚にお任せしますが、無理のない範囲で始めることを推奨します。
その理由は、トレーダーと呼ばれる人たちに必要とされる、様々なトレードテクニックは不要だと思われるためです。
唯一必要なのは、たとえ損になったとしても、20年以上保有していれば必ずプラスになるという信念です。(すべてではありませんが、基本的にはインデックスファンド等であり、どちらかと言えばプラスになっていることが多いです。例えば、S&P500やナスダックの指数に連動するインデックスファンドです。)
※パターンBは具体的な金額も書いてますので、個別株もトレードしたい人は、パターンBを読んでくださいね
嬉しくないけど、酷い結果もシミュレーションしてみましょう
(投資信託の種類はゴールドや債券などではなく、株式100%と仮定します)
ひとまず、株式投資の世界にも絶対は無いので、過去の例をもとにしてシミュレーションすると、1929年の世界恐慌では、ダウ平均株価は約89%値下がりしています。
つまり、ある投資信託を1000万円分購入した直後に、この1929年の再来が起きてしまったと仮定すると、890万のお金が消えます。
正確には、含み損が890万となり、その金銭的価値が1000万から、890万ダウンして、110万になるという悪夢と思いたいレベルの事態に陥ります。繰り返しますが、あくまでもシミュレーションでこうなる可能性は未知数です。そうならないかもしれないし、そうなるかもしれないし、これよりも悪化するかもしれません。だからこそ、株式投資は自己責任であり、「絶対」(の保証)は無いと言われています。
しかしながら投資信託で一番大切だと思うのは、メンタルよりも投資信託選びです。
例えば、車を買うと言っても、人気のない、性能も低い車よりも、価格が多少高くても、信頼性と高性能だと確信できる車の方が良いですよね。
はっきり言いますが、ゴミみたいな投資信託を買うと最悪です。金をどぶに捨てます。
悪いことは言いませんから、純資産が多く、ファンド設立期間が長く、基準価格が全体的に右肩上がりのモノが良いです。
※ある程度自信がある人なら、今後は○○関連が伸びるはずだから○○関連銘柄が多く含まれる○○投資信託にしようと選べるかもしれませんが、そうではない限りアクティブファンドよりもインデックスファンドの方が、外れを引く可能性は低いでしょう。
信託手数料が安い方が好ましいですが、ゴミを買うのなら高くても好成績(高パフォーマンス)の投資信託の方が良いです。
※まれに手数料などを考慮しても、インデックスファンドを凌駕する好成績を出すアクティブファンドもありますが、それは少数派で、そのファンドを探すのも大変だと思います。
では結局どんな投資信託が良いかと具体的には何かというと、一例として、オルカンです。オルカンと言っても種類はいくつかありますから、純資産預かり金額が多いものを選んだ方が良いでしょう。
純資産が多いというのは、それだけ信頼されている証だと私は考えます。
(人々から信頼されていない投資信託なら、預かり金額も多くないはずです。)
パターンB:個別株のトレードもする場合
→ 私は基本的に、30万~50万円くらいで個別株トレードを始めるのが良いと考えます。
その理由は、下手な技術(トレードテクニック)で扱う金額が大きければ大きいほど、損失額も大きいからです。
同じ10%でも?
100万円の10%と500万円の10%では、損失率(%)は同じですね。
ですが、損失額が違います。
100万なら10万円の損ですが、500万なら50万です。
今回は辛口で行くと決めているので、辛口で言いましょう。
トレードテクニックが未熟なトレーダーが扱う資金が増えると、基本的に損する金額が増えるだけです。(ビギナーズラックが発生すると爆益です)
少額のうちにたくさんミスして、それでも勝てるようになれば、同じトレード手法でも、扱う金額が増えるので、勝てる金額も増えます。私はこの状態を目指して50万からチャレンジし、150万まで入金して大負けして、何回か入金して、最終的に負けに負けて、30万近くまで運用資金を減らした後、最後の入金と決めて100万を追加して、130万の状態から500万越えまで資産を増やせました。今では、50万のときのトレードスタイルと同じ方法でも、扱う金額が増えたので、利益額も大幅に増えました。
基本的に毎週末ツイッターで、メインの証券口座の運用資産の画像(資産推移チャート)を貼っているので、気になる人は私のX(旧ツイッター)を確認してみてください。
株の世界こそ、「運も実力のうち」が通じる世界だと思う
時として、思わず、爆益となることもあります。
ただ基本的には、トレードテクニックは時の運も含めて、死に物狂いで勉強して得られると私は考えています。
なんとなくで自分なりの仮説という根拠を持たずにトレードするのは、完全なギャンブル状態です。
なので、テクニカルという多種多様なトレードテクニックを身に着ける必要があります。
そのためには、リカバリー可能な範囲で、数多くの異なる種類の失敗をたくさんした方が良いです。
本当は失敗=損失なんてしたくないでしょう。私もそう思います。
しかしながら繰り返しますが、1億円の元手で10万円を稼ぐのと、30万円の元手で10万円を稼ぐのでは、難易度がレべチすぎます。ミジンコと太陽くらい差があると思います。
小額から株でトレードして、トータルで買って、資産を増やすのはとにかく難しいです。
難しいというのに、なぜ、30~50万で始めるのが良いと言うのか?
理由はシンプルに一つだけです。
1億円で100万円稼ぐよりも、30万で100万円稼いだ方が、その分、自分の自信になります。
少額から始めて資産を増やせているのは、時の運も含めて、あなたの実力の結果です。
(悲しいことに、悔しいことに、実力がないと負け続けて、運用資産は(入金しなければ、)減っていくだけです)
もう少し詳しく話すと、
悲しいですが、株で大損してしまったと仮定します。
その時、500万から株式投資をスタートしていた人が、100万まで激減したら、再復活できる自信は持てるでしょうか?
恐らく、入金しないと元に戻せないだろうと思います。
反対に、30万から株式投資をスタートして、500万まで増やした後、400万負けて、100万にまで激減した場合はどうでしょうか?
こちらは、入金しないでも元に戻せる自信や気力がまだ残っているでしょう。
30万から500万にできたなら、
30万スタートより100万から500万を目指す方がまだ楽だと思えるでしょう。
個人的な推測ですが、中途半端に(500万など)数百万以上で株式投資をスタートして、損切して負けたら、その分追加入金して、損切り前の資産に戻すような投資スタイルの人は、入金額とそのお金を稼ぐ能力は立派だと思いますが、株式投資で稼ぐというポイントにおいては、落第だと思います。
株式投資で稼ぎたいと思うなら、株のトレード(売買)をして稼ぎましょう。
それができないなら、自分で個別に株を売買するのは諦めて、大人しく機関投資家たちが運用する投資信託を買った方が良いです。
まとめ
以下、私なりの考えとなります。
- 投資信託だけをしたい → 無理のない範囲でいくらでも良い
- 個別株トレードもしたい → 元手があっても、あえて少額から始めて、トレードテクニックを磨く
さいごに
いかがだったでしょうか?
今回は、株はいくらから始めるべきかを私なりの考えを述べさせていただきました。
この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。
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