みなさん、こんにちは。シュウです。
私は数十冊以上株式投資に関する本を読んできました。
そして今回は、その中から私にとって学びの多かった本を選んでいきます。
ここのランキングは随時更新します。
今まで読んだ株式投資に関する書籍一覧は、別の記事で記載します。
私は順張りトレードがメインです。
順張りトレードをしたい人には、
どのような本を読んでいるのか参考になるかもしれません。
気になる方はぜひご覧ください。
はじめに ~注意事項~
大前提:
・借金した状態で株式投資はするべきではありません。
※この記事で言う「借金」は、信用買いのことではなく、あなたの総資産、
つまり全財産が、既にマイナスの状態のことを指しています。
・株式投資は、全額失っても困らないお金だけで行いましょう。
加えて、株式投資は、自己判断と自己責任で行ってください。
※本記事では、書籍の個人的評価として「わかりやすい」「おすすめ」などと書いていますが、
わかっても、理解できても、実際の株式投資・トレードで利益を出すことができるとは限りません。
そのことを前提に、本記事をお読みください。
★読んでよかった、まったく後悔していない個人的殿堂入り投資・トレード本★
以下、独断と偏見でランキングを決めていきます!!
なんとなくの個人的選定基準
- 汎用性がたかく、投資家・トレーダーで読者を選ばない書籍ほどランキング上位
- 読者を選ぶような狭く深い本は基本的に、ランキング下位
- 内容のレベルによっては、②であっても①を上回ることもある
- 筆者の実際の投資・トレード経験および読書経験をもとにして、どれくらいその本が良かったかによる完全主観。
それではランキングスタートです。
第1位:『ゾーン「勝つ」相場心理学入門』
著者:マーク・ダグラス
訳者:世良敬明
出版社:パンローリング株式会社
第1位に選んだ理由:
- 長期投資家はもちろん、トレーダー(投機家)こそ役に立つ投資・トレードの根本的な考え方・向き合い方を学べた。
- これを読むか否かでトレーダーの基礎レベルは一段階向上すると確信している。
- エントリー前からエントリー中そして、エントリー終了(手仕舞い)までどのようにすべきか感情面も絡めて、全般的に書いていると感じる。
- 迷ったらこれを読めば良いと思う。(ただ私は理解が大変だった。)
※以下、本記事では、『ゾーン「勝つ」相場心理学入門』のことを「『ゾーン』」と略して記載します。
第2位:『トレーダーのための感情理論 ──心理面の根底原因を探る10段階のレベル分析と行動計画』
著者:ジャレット・テンドラー
訳者:フジタカシ
出版社:パンローリング株式会社
第2位に選んだ理由:
- 勝利中 or 敗北中のときのメンタルとその対応方法について論理的に書いている。
- 感情は不要だとという投資家もいるが、この本は感情面にフォーカスしていた。(私は人の感情が株の売買に織り込まれていると思うため、感情の排除はすべきではないと思っている。)
- 『ゾーン』にも感情に対する向き合い方が書いてあるが、本書はそれをより深く扱ったもの。
- 自暴自棄、いわゆるヤケクソ買いなどしてしまう自分には、最高の考え方を学んだ。
- 文章表現が『ゾーン』よりも圧倒的にわかりやすい。
- シュウの気持ちとしてはこれを第1位に選びたかったが、『ゾーン』を読んだからこそより一層理解が深まるため、こちらを第2位に選んだ。
- 『ゾーン』かこの本どちらか片方しか読まない場合は『ゾーン』がおすすめ。
※以下、本記事では、『トレーダーのための感情理論 ──心理面の根底原因を探る10段階のレベル分析と行動計画』のことを「『トレーダーのための感情理論』」と略して記載します。
以下の①~⑥は日ごろからそう思っていることだが、その使い分け・考え方のアプローチがこの書籍で改めて学べた。
- ゾーン(の状態)とは感情を飛び越えて本能の領域と考えている。
- このゾーンは繰り返しの習慣・過去の(類似)経験が感情の奥底、本能レベルまで刷り込まれており、瞬時に対応できるレベルだと思っている。
- 論理的・理屈的では人はロボットに勝てないと思うので、それを超える1手段として理屈ではなく第六感のような直感も活用するべきだと考えている。
- 感情が足を引っ張って自暴自棄となることもあるが、本能的な直感という感情によって大きな利益を生み出せるとも考えている。
- 個人的に感情によってマイナス(損失)になりやすい部分は利用せず、感情によってプラスになりやすい部分だけ利用すればよいと思っている。
第3位:『1勝4敗でもしっかり儲ける新高値ブレイク投資術』
著者:DUKE。
出版社:東洋経済新報社
第3位に選んだ理由:
- この本を読まなければ間違いなく資産4倍できなかったと思っているので、ひいき目もあり殿堂入り。
- テクニカル本でかつ順張り高値エントリートレーダー向きの本。
- 対象読者をかなり選ぶため、正直殿堂入りの第3位に選ぶか悩んだ。
- しかしこのおかげで私は資産4倍を達成した。
※本格的に出直した種銭130万から600万越えまで1年足らずで4倍を達成しました。
※思い出補正もあり殿堂入りしました。
殿堂入りさせた第1位~第3位について思うこと
第1位と第2位について
『ゾーン』と『トレーダーのための感情理論』は本当に別格
だと感じてトップ10から除外しました。
トレード経験者で、更にトレードスキルを向上させたい人には、この2冊は一読どころか定期的に読む価値があると思います。
読まなくていいレベルは、自分の中で、消化できて他人に説明するくらい納得できるレベルかなと思っています。
これら書籍は私の中では不動のトップ書籍だと心の底から思っています。
第3位について
結論、私の思い入れ100%です。
正直殿堂入りしなくても良いとは思いました。
しかしどうしてもランキング入りさせたかったのです。
トップ10入りの場合第何位にするか悩んでも結論が出せなかったので、殿堂入りさせました。
これら3書籍は除外して、上位10書籍(実質4位から)ランキングを下記に書いていきます、
個人的トップ10(4位~13位) ~個人的殿堂入り認定本除く~
第4位:『改訂版 勝つ投資 負けない投資』
著者:片山 晃(五月)/ 小松原 周
出版社:株式会社クロスメディア・パブリッシング
第4位の選定理由
- 一言でいえば読んでおいて損はない。
- 自分が向いている投資スタイルは何であるかに始まり、最適なポートフォリオの考え方など浅く広く、そして時々クリーンヒットを放つような核心をついていて、学んだことが多い。
- 投資対象とする会社の選び方(投資銘柄の選定方法)も分かりやすく書いている。
- (私の読書歴においては)ほかの本ではあまり見かけない内容を書いてあるので良書。
- 投資初心者でも読みやすい。
- クセの少ない文章表現も良い。
第5位:『わが投資術 市場は誰に微笑むか』
著者:清原 達郎
出版社:株式会社講談社
第5位の理由:
- 内容が深い。間違いなく深い。
- さすが個人資産800億越えの元ファンドマネージャーだと畏敬の念を抱くばかり。
- 殿堂入りさせても良かったが、ところどころ私の理解が及ばないところもあったので、暫定4位。
- こちらは投資経験者向きかと思う
- 読者を結構選ぶかもしれないが、投資家・トレーダーなら間違いなく一読以上の価値がある。
- 800億円以上もの個人資産を保有するプロの投資家兼トレーダーでしかも日本人が著者の書籍は唯一無二ではないかと思う。
※書きたいので書かせてください(笑)
以下、本帯から引用です。
”株式投資に才能など存在しない。「自分の失敗からどれだけ学んだか」だけだ”
以上引用終わりです。
本当にこの言葉にしびれます。
私もさらに頑張ります。
第6位:『バフェット・クラブの金言 漫画でわかる「億万長者の投資戦略」』
著者:阿部 修平
出版社:株式会社日経BP
第6位の理由:
- 銘柄の選び方についての考察が書かれている。
- 安易な分散のために、イマイチな銘柄を買うくらいなら、現金待機が良いと思わせてくれた。
- Aさん→Bさん→Cさん→・・・(以下略)という人の認識が生み出すバイアスの連鎖によってバブルが誕生すると学ばせてもらった。
- 銘柄の分散か集中どちらにするか悩む人には一読の価値ありと思われる。
第7位:『超実践 株式投資のプロ技』
著者:高野 譲
出版社:株式会社 彩図社
第7位の理由:
- 個人投資家と証券ディーラーそれぞれ経験した人の立場から、幅広く解説している。
- 機関投資家(証券ディーラー)が、トレード判断のおおもとの材料となる情報源(ジャンル)について書いており、勉強になった。
- 各自で足りないと思う部分を読めばよいと思う。
- 一言でまとめると、証券ディーラーたちはどのようにトレードしていたのかを知れる本だと思った。
PS:
証券ディーラーたちのようにすればレベルアップできると期待して購入したが、一読の価値はありました。
第8位:『株鬼流最強の実戦道場 上昇チャートを見極める極意』
著者:ザ・株鬼
出版社:株式会社かんき出版
第8位の理由:
- チャートパターンもあるしその説明もある。
- トレード哲学に納得・共感した部分が多かった。
- トレーダーとして胸にしみる言葉が結構あった。
- どういう状況でどのようにすべきか、ちょうどよいと感じる分量でそれぞれ説明している。
- 初心者にも読みやすい本だと思う。(未経験者だとちょっとわかりにくいかも)
PS:
特にキャピタルゲイン目的のトレーダーには以下の言葉が刺さると思います。
私もそうでした。
以下、引用です。
”塩漬けは万死に値する”
”投資の極意はロスカットにある”
以上、(24ページ目から)引用おわりです。
これは本当にその通りだと思います。
個人的に、この言葉だけで本書籍を買った価値があります。
この言葉以外にも本書で学べたことはたくさんあります。
第9位:『テクニカル指標が持つ「意味」を真に学び、状況に応じて奥義を使いこなせる達人を目指す真・チャート分析大全 ~王道のテクニカル&中間波動編~──冷静かつ最適なトレード判断を下すための普遍的指南書』
著者:小次郎講師 / 神藤将男
出版社:パンローリング株式会社
第9位の理由:
- テクニカル分析に特化している。
- チャート含めテクニカル分析の本を1冊しか選べないと言ったら、私はこの本を選ぶ。
- 投資の金言的なものは個人的に見つからなかった
- トレーディングテクニック本としての本書は、私の読書歴上でナンバーワン。
- テクニカルの学びが圧倒的だった。
- 順張りでも逆張りでも、エントリーからイグジットまで網羅しているのがすごい。
- トレード経験者に向いている一冊だと思う。
- トレード未経験者が読むにはレベルが高すぎると思うが、それでも読む価値はあると思う。
※本音を言えば、トレード経験が多い人ほど、役に立つのが本書だと思います。
※トレード未経験者は、先に別のテクニカル本いくつかを読んでから本書を読むと、より理解が深まると思います。
第10位:『株 デイトレードのすごコツ 80』
著者:二階堂 重人
出版社:株式会社すばる舎
第10位の理由:
- デイトレードのテクニック向上に間違いなく役立った。
- 細かいノウハウも詰まっており役に立つ。
- 長期投資家よりも短期トレーダー向けの本。
- 文章表現のクセがなく、未経験者・初心者でもわかりやすいと思う。
第11位:『市場サイクルを極める──勝率を高める王道の投資哲学──』
著者:ハワード・マークス
訳者:貫井 佳子
出版社:日本経済新聞出版社
第11位の理由:
- 銘柄選定の際、テーマ株をどのようにして選ぶかの答えの1つを得た気がした。
- ポートフォリオのポジションをどのようにすべきかも記載があって、参考になった。
- 主に、銘柄の保有期間を2~5年くらいで考える投資家にとって最適な良書と感じた。
PS:
一部読み切れていないところもありますが、金融市場・投資の性質に触れているような哲学的な本です。
テクニカルの勉強をしたい場合には別書籍を読んだほうが良いと思います。
第12位:『実践 生き残りのディーリング──変わりゆく市場に適応するための100のアプローチ』
著者:矢口 新
出版社:パンローリング株式会社
第12位の理由:
- トレーダーとしての心構えや考え方が中心の本で、内容は間違いなく良い。
- 話題(トピック)がユニークなものが多いと感じるが、学べることが多い。
- 切り抜きのようにトピックごとに読んでも問題ないような文章構成となっている。
- テクニカル的なことも触れているが、そのテクニカルの根本的な意味とその真意を考えるきっかけを得た。
- 文章表現が割とシンプルな気もするが、なぜか読むのに体力・気力を消費した。(私の知識・経験レベルと差が激しいからだろうか? 熟読・精査しようと気構えて読むと理解はできます。)
PS:
本書籍のカバーに、「相場とは何かを追求した哲学書」とキャッチコピーがありました。
まさにその通りだと思いました。
抽象的だったり、具体的に踏み込んだ説明があったり、一部のテクニカルやトレード指標についての考察があったりなど、個人的にちぐはぐ感がありましたが、このキャッチコピーには納得です。
ちぐはぐ感があったと書きましたが、本書の内容は全体的に深くて役立つと思います。
第13位:『四半期成長率とチャート分析』
著者:結喜 たろう
出版社:パンローリング株式会社
13位の理由説明前に、ちょっとだけ補足します!
本当に内容は素晴らしいです。
これからトレードしたい初心者にとって有益な内容が多いと思います。
どのように会社を選んでいつ買って、いつ売るのか、その考えが説明がされています。
ここまで丁寧に投資手法を世に公開してくれているというだけで尊敬します。
ぶちゃけ、とりあえず投資本あんまり読みたくないけど、最低限本読んで個別株式(日本株)ををやってみたいという人は、第4位とこの第13位の本を読めばいいと思います。
第13位の理由:
- 投資・トレード未経験者でもわかりやすくスラスラと読めると思う。
- 会社の選び方もあるし、買い付けから売却までのテクニカル的な考え方も説明してある
- 時間軸が、数か月~1年くらいのトレードを考えている短期投資家には最適の一冊と思う。
- 会社の業績の読み方とその解釈がされているので、それらを一冊の書籍で学べる。
- 著者独自の経験に基づくノウハウが非常に多く書かれていると感じる良書。
PS:
考え方によっては、これは殿堂入りさせても良いのですが、そうしなかった理由が下記になります。
一言でまとめると、私が本書籍と出会ったタイミング遅かったからです。
私のトレード経験と読書経験がそれなりにあり、出会った時が時すでに遅しでした。
- 私が本書籍を発見し、読んだときには、資産4倍を達成していた。→第3位の本がすでに役立ち、それを知っていた。
- 第3位の本に記載してある高値更新のトレードについても本書籍は触れてあるが、それについては大体既に知っていた。
- またチャートは必要最低限で、不必要なマニアックなテクニカルパターンやチャート例の記載はなく最初から最後まで統一感があり洗練された書籍です。
- しかしその③の内容を考えると、第9位の本のほうが、よりチャート分析に特化していると思います。
- いろいろとテクニック本、ファンダメンタルズ(企業分析)本、そしてメンタル本や投資哲学的な本をたくさん読んだ人ほど、本書籍の優先順位は下がってしまうと思われます。
- この⑤については、この本だけでなくどの書籍でも該当する可能性があります。
- 終始一貫性があって、統一感もあり非常に読みやすいのですが、絶妙に分量(ページ数)が多いのです。
- そのため⑤に書いた通りたくさんの本を読んできた人ほど、相対的にこの本の魅力は下がってしまうのかなと思いました。
- もし私が投資1年目にこの本を読んでいたら、第3位とランクが逆転していたと思います。
ランキング選定を振り返って
一言でいえば、第3位以降は紙一重で私と出会ったタイミング次第だと思ってます。
逆に言うと、第1位と第2位については、いつ出会っても、今読み直しても非常に勉強になります。
メンタルは一石二鳥でなかなかゾーン状態にまで持っていけないと思っているので、実践(=実際のトレード)とは別に座学として極めて役に立つと思います。
実際のトレード経験でよりメンタルを強くすると信じています。
しかしメンタル管理法を知らないまま、実践ばかりでも負けがかさむと思っています。
少なくても私はそうでした。
良くも悪くも、いつの時代でも廃れないのはメンタル(精神)管理本かなと思いました。
トレードでもビビッてチキン利食いしたり、含み損がひどくて切りたくなくて感情的にナンピンしたらさらに悪化することも多いです。
そのため、トレードテクニックを100%以上自分の実力を発揮するためには、自分を客観的に冷静に判断できるメンタルを保つ必要があると思ってます。
スポーツをするときに体調万全か風邪の状態では、その結果には著しい差が出ると考えています。
トレードもスポーツに近いと思っています。
時の運もあったりしますが、
結局メンタルが荒れていると、
失敗確率(負ける=損を出す可能性)が余計に上がってしまうと思っています。
さいごに
いかがだったでしょうか?
私が株式投資・トレードで役立った個人的ランキング上位の本を載せました。
このランキングを載せるあたって、
私も一部読み直したりして良い復習の機会を得ました。
※ランキングに乗らなかった本でもいい本たくさんありますよ!!(笑)
この記事が皆様のお役に立てたら幸いです。
また他の記事もお読み頂けたら嬉しいです。
他の記事は、サイトマップからでもご確認いただけます。
よろしくお願いいたします。